• 開発から販売まで。ブランドを育てるアンファーのパッケージデザイナー


    アンファー株式会社ー

開発から販売まで。
ブランドを育てるアンファーのパッケージデザイナー

2020.7.21
文・編集=佐藤恵美 撮影=金川晋吾

日本国内でもいち早く薬用スカルプシャンプーを開発し、「予防医学」を実践するアンファー株式会社。スカルプシャンプーの先駆けとして2005年の発売以来、販売数を伸ばしている。医療技術を取り入れた品質はもちろん、洗練されたパッケージデザインも売り上げに貢献する。そうしたデザインは、商品開発の工程に深く関わる社内のデザイナーだからこそなし得る技だ。今回パッケージデザイナーの募集にあたり、デザインを担当する勝目祥二、松川有里恵、松田青鮎子に、アンファーならではの仕事の醍醐味ややりがいなどを聞いた。【PR】

開発から販売まで。ブランドを育てるアンファーのパッケージデザイナー

商品内容にも強い自信を持って取り組むパッケージデザイン

——アンファーは、メンズシャンプーの売り上げでは連年首位の「スカルプD」のイメージがありますが、主な事業内容と特徴について教えてください。

勝目祥二(以下、勝目):「予防医学」という考え方で、商品を届けているところに特徴があります。20年ほど前から医学的知見を通した研究開発に力を入れ、日本国内としてはいち早くスカルプシャンプーの販売を始めた会社です。「スカルプシャンプー」という市場の創出の一端を担っているのではないでしょうか。近年では新規事業も複数立ち上げていますが、主に私たちデザイン本部はヘアケアや目元商品を含む全商品のパッケージデザインを担当しています。

——デザイン部のお仕事はどのような流れになりますか。

松田青鮎子(以下、松田):おおまかには、商品開発部で企画が立ち上がり、社内で承認がおりたあと、デザインチームが開発チームと一緒にデザインをしていく、というのが基本的な流れです。デザイナーは私たち3名ですが、私は目元の美容液関係など女性用の商品、松川は女性用の「スカルプD ボーテ」シリーズというように、基本的にはそれぞれで複数の商品を担当しています。

勝目:私は主にメンズを担当することが多いですが、男性用・女性用問わず、その時々で担当分けをしています。開発チームと密にやり取りを重ねて、商品内容を汲み取り、どのようなデザインにしていこうかと試行錯誤します。

開発から販売まで。ブランドを育てるアンファーのパッケージデザイナー

アンファー株式会社デザイン本部、右側からアートディレクター勝目祥二(かつめしょうじ)、シニアデザイナー松川有里恵(まつかわゆりえ)と松田青鮎子(まつだあゆこ)

——お仕事の中でやりがいを感じるのは、特にどのような部分でしょうか。

勝目:たくさんありますが、一弊社は商品内容に非常にこだわって取り組んでいますので、自信を持って商品をお客様に届けられる部分は強みであり、同様にやりがいも感じるところです。

松川有里恵(以下、松川):私も商品自体に自信を持てる部分が大きいです。担当する「スカルプD ボーテ」は、自分が使ってとてもいい商品だと思っているので、「よくしたい」「広めたい」と思いますし、そのことに力添えできることにやりがいを感じています。それから、企業のインハウスデザイナーはその商品を長く見届けられる部分にもやりがいがありますね。

松田:私もデザインだけではなく、企画部分にも関われることが大きな魅力だと思っています。たとえば開発チームと成分の試験をし、どのような容器を使用するかなども考えていきます。決して大きな企業ではないので、他部署と垣根を越えて一緒に生み出していくため、企画から納品・発売まで、品質も含めて商品開発の工程に長期的に関われます。特に、目元ケア商品は入社直後から関わり、ブランドの歴史を見ているので、商品への愛着も感じています。

多様な意見を取り入れ、個人の裁量で貢献する

——アンファーが生み出すすべての商品を3人でデザインしていると考えると、お忙しいイメージがあります。

勝目:チャレンジ精神が高い会社で商品開発が盛んです。少人数だからこそそれぞれの責任もあり、やりがいにつながっています。もちろん納品前はグッと時間をかけるなど忙しさには波がありますが、クライアントが外部にいるわけではないので、管理面では調整しやすい環境です。

松田:無茶な働き方はしないよう、上長とも話したり、面談があったりしますね。

——仕事の進め方に関して工夫しているところはありますか。

勝目:他部署と連携し、柔軟にいろいろな意見をとり入れて、さらによくしていく。これは個人的にというよりもアンファーならではのやり方だと思います。

松川:私の場合、つくるところにはあまり時間をかけません。ひたすら情報や資料を集めたりなど、考えるところに重きをおいています。方向性が決まったところで、一気に手を動かすという方法を心がけるようにしています。

——それぞれの裁量に任されている部分が大きいのですね。
松田:会社としては、美術館や百貨店などにリサーチに出かけることも推奨しています。ですので、一人で考えたり、必要なところで誰かの意見を取り入れたりなど、私もメリハリをつけて進めています。

松川:資材などに関しても、デザイナー側にある程度任されています。最近では、より環境面に配慮した素材を提案できないかなど日々模索しているところです。

——デザイナーから見たプロダクトとしてのこだわりはどのような部分でしょうか。

松田:「スカルプD」ですと、ボトルの塗装です。実は車の塗装に近く、特殊な技術でメタリックにしています。男性用も女性用も同じシルバーですが微妙にツヤを変えています。

松川:自社のこだわりを表現しながらも、年齢や性別によって変化する好みや趣向なども敏感に取り入れ、デザインに反映しています。

開発から販売まで。ブランドを育てるアンファーのパッケージデザイナー

シニアデザイナーの松田青鮎子(まつだ・あゆこ)

——ライバルと考えている会社はあるのでしょうか。

勝目:先程も申しましたが、今までにない商品を開発することで新たな市場を作ってきた歴史がありますので、強い責任感を持って商品開発を行っております。ライバルという視点よりも、「過去のアンファーよりも成長しているか?いま何ができるか?」を考え、お客様が喜んでいただけるものを提供していきたいという思いが強い会社だと思います。

アンファーのデザイナーに求められること

——お話を伺っていると、みなさんの自社商品への思いが熱量を持って伝わってきます。

松川:私は前職はデザイン会社にいて、他社の商品を試すことも多かったのですが、実はアンファーほど差別化できている商品はないと思っていました。手前味噌になりますが、使用感での差別化が難しいシャンプーに、これだけ差が出せるのはすごいと思います。

松田:洗い上がりはサッパリするのに髪質はしっとりするんですよね。社内でモニターになることもあり、品質にも自信を持っています。

勝目:1本1万円ほどもする最高級のシャンプーがありますが、価格に対して比例する使用感です。それだけ品質に妥協していないと思います。商品の宣伝のようになってしまいました(笑)。

開発から販売まで。ブランドを育てるアンファーのパッケージデザイナー

アンファーが展開している商品の一部。主力であるシャンプー以外に食品やサプリメントなど幅広く展開している

——今回の募集内容はパッケージデザイナーですが、「商品を好き」であることのほかに、一緒に働くとしたらこういう人だったらいいな、というのはありますか。

勝目:求人内容は「パッケージデザイン」ですが、グラフィックの要素も大きいので男女問わず多様なデザインを求めており、特にコスメの分野で経験を積まれた方は相性がいいかもしれません。

松田:デザインするだけではなく、品質の管理や予算の調整なども含む幅広い仕事なので、そうした経験があったり、経験がなくても興味があったりする方がいいのかなと思います。

松川:それから大事なのは、コミュニケーション能力です。前職のデザイン会社では、クライアントのデザイン部やコピーライターなど、クリエイター寄りの方々とのやりとりが多かったのですが、ここでは全く違う分野の社員と一緒に進めていきます。そうすると予想もしなかった意見が出てくることもある。ですので、意見をうまく取り入れたり、調整したりすることが大事だと思います。

勝目:他部署との関わりも多く、社内の環境としては、みんなで一緒に聞いたり教えたりといった雰囲気があります。前向きにいろいろな人の意見を聞いて吸収するといった姿勢や興味があれば問題ありません。他部署との連携はとても柔軟ですので、会議ベースではなく個人ベースで仕事が始まることもありますね。もともとベンチャー企業ですし、その精神は変わらないので、いろいろな経験を持った人が集まり、ともにスキルアップできる会社です。

——最後に、勝目さん、松川さんは中途、松田さんは新卒で入社されていますが、就活された際になぜアンファーを選ばれたのか、お伺いしても良いでしょうか。

勝目:私は複数社を経て様々なデザインに関わらせていただきましたので、その経験を活かしたブランディングを行いたいとの思いもありましたが、医療分野にも強い関心がありました。アンファーのように、医学的知見を基に新しい視点で商品開発を行っている企業は少ないと思います。

松川:私はやはり商品にすごく興味がありました。お店で見たアンファーの商品が、エイジングケア商品の佇まいでありながら、ターゲットの年齢層も少し下げて、ライフスタイルになじむようなデザインで面白かったんです。それがちょうどいい塩梅で、私の中では「正解」だと感じ、その商品を手がけたデザイナーがいて、それを許可した会社はきっと面白い会社だと思いました。

松田:メーカーのインハウスデザイナーは外部の会社に委託して、自身はディレクションで携わることが比較的多いのではないかと思います。ですが、アンファーは実際に自分が手を動かしてつくったものがどんどん商品化されます。それが大きな理由でした。女性用、男性用、食品などバリエーションも多いのでいろいろな商品に挑戦できるのも面白いです。明るく、勢いのある社風だと思います。

開発から販売まで。ブランドを育てるアンファーのパッケージデザイナー
  • アンファー株式会社

    本社所在地

    〒100−7026
    東京都 千代田区丸の内2-7-2 JPタワー26F

    ・代表者

    叶屋宏一

    ・設立年

    1987年

    ・事業内容

    化粧品・サプリメント・健康食品・専門医師監修によるクリニック専売品などのオリジナルエイジングケアプロダクツの研究開発及び製造・販売・卸業務。

    ・コーポレートサイト

    https://www.angfa.jp/

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