• INTERVIEW4


    株式会社 AdLabー

デザインエージェンシーAdLab(アドラボ)が生み出すクライアントの課題を解決をするクリエイティブとは

2018.12.21
文=杉瀬由希 撮影=yama

クリエイティブの力を信じ、クリエイターの視点からクライアントに利益を生み出すデザインエージェンシー株式会社 AdLab(アドラボ)。仕事内容や社の特徴について、webディレクターの長谷川氏、ディレクターの山崎氏の両氏に話を聞いた。

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――どんな仕事を手がけているのでしょうか? 事業内容について教えてください。

 

webをはじめ広告、映像、ブランディング、マーケティングまで、総合的に手がけています。クライアントはメーカーからクリニックまで分野も業種も幅広いですね。一般的に制作会社はつくることだけを請け負うところが多いと思いますが、弊社は広告代理店業+制作業であるところが特徴です。

クライアントの要望に応えたり課題を解決したりするために何が必要なのかを考え、一番効果的な媒体や手法を提案する。それがwebなのか、紙媒体なのか、あるいは映像なのか。広告ならどう展開していくのがいいのか。場合によっては売り上げ目標額まで設定してプランを立てます。クライアントが望むことが必ずしもベストとは限らないので、別の視点から策を考える、かなりコンサルに近い提案の仕方です。僕らが目指しているのは、クライアントをその業界のナンバーワンにすること。その中でクリエイティブには大きな力があると信じているので、アウトプットを非常に重視しています。

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左からsandastブランドブック、transonicカタログ、kissasportカタログ(2冊)

 

――社風や方針はどのような感じですか? 

 

役職に関係なく対等に意見が言えて、意欲のある人は自主的にいろいろなことが試せる、風通しのいい明るい会社です。というのも、社長が面白い人なんです。クリエイティブが大好きで、好奇心も旺盛。幅広い分野についてよく知っているので、そういうところもクライアントからの信頼につながっているのだと思います。

今は仕事にならなくても、この先何がどう仕事に結びつくかわからないから、面白そうなものはやってみようという考えなので、社内には撮影機材一式から3Dプリンタ、ドローンまであるんですよ。これを使って何かをつくってみたいという人がいれば、もちろんそれも可能。基本的に、個人の経験値やスキルを上げるための投資は惜しまないところがありますね。社員旅行は毎年海外ですし、過去には制作部のメンバーが2人ずつ交代で2か月半ニューヨークに滞在し、語学学校に通いながら現地でさまざまな体験をして吸収するという研修留学のような取り組みもありました。

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打ち合わせの様子。中央が社長の菅沼氏。

 

――とてもユニークですね。お仕事ではどうでしょう。これが面白かったなど、印象に残っている具体的な案件はありますか?

 

以前、行政の仕事で、小中学生に携帯端末の危険性を啓蒙したいという依頼を受け、どんなアプローチが効果的かというところから考えたことがあります。映像をつくることまでは決まっていたのですが、ストーリーをどうしようかという話になった時、社長が、今の子供たちは普通の映像を見ても全然面白がらないからドラマ仕立てにしようと。ちゃんと役者の子供を起用し、しかもストーリーはサスペンス仕立て(笑)。学校の授業で使うDVDなので、先生方は驚いたかもしれませんが、子供たちが興味を持って見るような内容にはできたかなと思います。

いかにも教材らしい落ち着いたものができるだろうという大方の予想を裏切って、別の切り口でつくったものが奏功した事例ですが、僕らは決して奇をてらっているわけではないんですよ。このケースで言えば、子供が興味を持って見てくれて、彼らにメッセージがきちんと届くことが一番大事だったので、その目的を遂げるために最も効果的な方法を考えた。それが結果的にこういう解になったということです。

 

 

――どんな仲間と一緒に仕事をしたいですか? 

 

やはりデザインが好きな人がいいですね。完全に業務と割り切り、私の仕事はこれをつくって終わりです、という人は難しいかなと。自分がつくるものに対して生みの苦しみを味わい、それが最終的にお客様のためになることに喜びを感じる人なら、弊社の仕事にやりがいを見出せるのではないかと思います。

他社である程度クリエイティブの経験を積んだ人が理想ではありますが、専門学校などでデザインの基礎を学んだだけでも、今後成長が見込めるだろうという人は大歓迎。たとえ即戦力にならなくても、日頃からアートでも映画でもアニメでも広告でも、いろいろなことにアンテナをはってものごとを見ている人や、社内のコミュニケーションを今以上に活性化してくれる人。「これ面白くないですか?」とか新風を吹き込んでくれるような人を期待しています。

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2017年に設立20周年を迎えたアドラボ。20歳(ハタチ)の記念にお酒を作り、日頃の感謝を込めて関係者に贈った。

  • 株式会社 AdLab

    本社所在地 東京都渋谷区渋谷 2-1-12 東京セントラル宮益坂上 5F
    代表者   菅沼 伸朗
    設立年   1997年
    従業員数  15人
    資本金   1000万円
    HP     https://www.adlab.jp

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